私はこの時間が好きだ。
一日の中でもこの時間が一番くつろぐ。
オレンジ色に光る太陽が一面をオレンジに染め上げる。
科学的に言うなら、きっと太陽がオレンジ色を発してるんじゃないんだろうけどね。
細かいことは置いておこう・・・。
昨日から久しぶりにピアノを弾いている。
伸びきった爪を切り、鍵盤を(かろうじて)押せるような指になったから。
で、何を弾くのかと言うと合唱曲がメイン。
『女王様』が合唱曲ってのもおかしい気がしないでもないんだけど、中学の頃、音楽の時間に伴奏をしてたから、未だその頃の曲を指が覚えてて弾けてしまう。
その頃弾いてた曲は殆ど鍵盤を見ずに弾けてしまう。
記憶ってすごいもんだと関心する。
ショパンの『別れの曲』も、(前半だけ)壁を見てても弾けてしまう。
きれいに弾けれる訳じゃないよ。
さぼってた分だけ指がなまったから、弾いていて指が転ぶ時があるしね。
楽譜を見なくて済む解放感はいいなぁ。
歌を歌うのに集中出来るし、音から呼び戻された記憶を散歩できる。
遠い遠い記憶。
風に揺れる木々に草花、一緒に揺れる自分の髪。
私を吸い込んでくれそうな、そんな期待を湧かせる淀んだ沼。
彼岸花で出来た赤い海。
そして孤独感。
この世に居てそれでいて何処とも繋がっていない宙に浮いてる感。
今も私の中に在る。
うっかり気を抜く(ネガティブ)とそこにポトンと落ちてしまう。
随分年をとって強くなったと実感が在るのに、未だ5歳の孤独な自分が『サミシイヨ』と叫んでる。
その声に引きずり込まれそう。
引きずり込まれる前に、誰かを生贄にしなきゃ...。
今夜は生贄になってくれる♂が来るかしら?
期待せず、もう一度記憶の散歩に出かけましょ・・・。